
スキップフロアはなかなかに雰囲気の良い家にすることができるということで注文住宅などでもおしゃれ感を重要視する場合などによく活用されたりします。
また、実際に利点もあります。注文住宅で小さな土地に家を建てなければならないみたいな時には結構用いられるのがスキップフロアなのです。それはなぜなのかと言いますとスキップフロアには壁や敷きがないので1つの空間が広くなりそのため、かなり開放的な感じにすることができますし実際に使えるスペースというのが物理的に広くなる、ということになります。
しかし、この点に実はスキップフロアを活用するということにはデメリットに繋がるということもあるわけです。
それがまず遮音性やプライバシー性能が非常に下がる、ということです。その空間、そのフロアという点においてはほぼなくなってしまうという感じになるので採用する場所というのは基本的に個々に使うようなところではなく、みんなで使うようなところにしたほうがよいでしょう。
広さにもよりますが空調の効きも悪くなります。空間と空間のつながりが非常に強くなる、また仕切りがないということであり、空調をよく効かせるための密封空間というのが作りにくくなります。
こうした点が間違いなくデメリットがあることになります。小さな空間を少しでも多く使おうということにおいてスキップフロアは間違いなく有効的ではあるのですがその広さを活用しようとする特性ゆえに、その部分においてはどうしてもプライバシーなどを守りにくくなったりとか部屋の中の温度環境なんかを維持するということには向いていないということがありますのでその点を注意して利用することにしましょう。
また、注文住宅全般に言えることではあるのですが、コストは高めになります。技法としてやや特殊ですし、意外な程、バランスをとるのが難しいタイプのものてもあるからです。注文住宅でスキップフロアを実現するときにはこれらの点を注意しましょう。