スキップフロアを注文住宅で活用できること

スキップフロア構造の住宅を注文住宅で依頼するときには、その特徴を知っておきましょう。
まず、そもそも単純な床構造の家よりも手間が様々な方向性で掛かることになります。ですから、建設コストは上がってしまいます。原則的にスキップフロアに限らないことですが、注文住宅とは普通に立てるよりもお金がかかる、ということが多いのでその点は覚悟しておきましょう。
スキップフロアとは、1つの階層に複数の高さのフロアを作るタイプの仕様です。そうした間取りであり、つまりはフロアが増える、ということになります。そのフロアの部分は下の階層と重なる部分もあり、要するに空中のスペースが使いやすくなる、ということになります。
スキップフロアでよく考えることは段差です。それこそ階段1段分の比較的小さなものもありますし、もっと大きな段差、つまりはそれなりの数の階段などで移動することが必須となるようなスキップフロアもあります。意外とどの程度のものにするのか、ということが色々とあるのが、スキップフロアなのです。
とにかく利用できるスペースというのが実際に増えるということにはなりますが確実によくなくなることがあります。それが空調効率です。空調効率が下がったということはよく聞く話になります。それもそのはずであり、純粋に広い空間になることが多く、それも高さがあります。ですから、空間が連続してしまうということになり、冷暖房の効率がネックなわけです。しかし、これも色々と注文住宅で注文を出すということによってそれなりの対策というのはできるようになってます。可能な限り、高密度であり、高断熱の家にするということにして空調のロスを全体として抑えるということをまずは考えてみると良いでしょう。それと通常のエアコンではなく全館空調システムを導入するということなんかもおすすめできます。
個別に用意するよりはそちらの方が実は全体的なコストパフォーマンス的に良くなるという可能性はありますので、そちらも検討してみるとよいでしょう。