注文住宅でスキップフロアを利用しよう

家を建てる際に注文住宅を利用するのであれば、スキップフロアを活用すると可能性が広がります
私自身も注文住宅でスキップフロアを取り入れた経験から、その魅力と成功のポイントをお伝えします。

スキップフロアで空間の無駄をなくす

中2階という発想の転換

スキップフロアの代表的な例でいえば、1階と2階の間に部屋を作ることです。
中2階と呼ばれることもあります。

我が家を建てる際、建築士から「2階建ての家は階段を利用しますが、階段のスペースで空間が無駄になります」と指摘されました。
確かに、従来の階段は単なる通路でしかありません。

しかし、スキップフロアにすれば狭い空間であっても全体を広く見せることができ、圧迫感がなくなります
実際に住んでみると、30坪の家でも35坪相当の広がりを感じることができています。

階段移動が苦にならない工夫

それだけではなく、間に部屋があることで休憩することもでき、地道な階段上りも嫌ではなくなります
我が家では中2階に小さな読書コーナーを設けており、2階に上がる途中で一息つくことができます。

子どもたちも「階段の途中のお部屋」と呼んで気に入っており、宿題をしたり本を読んだりする特別な場所になっています。

注文住宅だからこそできる活用方法

まずは理想の暮らしから逆算する

注文住宅であればスキップフロアの有効的な活用方法がたくさんあります
ただし、スキップフロアありきで考えるのではなく、自分がどのような家を建てたいのかをまず考え、その理想をさらに充実させるためにスキップフロアを活用する方法がおすすめです。

私の場合、「家族の気配を感じながらも、集中できる書斎が欲しい」という願いがありました。
限られた予算と土地の中で、この願いを叶えるためにスキップフロアという選択肢が浮上したのです。

建築会社との綿密な打ち合わせが鍵

基本的には建築会社との打ち合わせで決めることとなります

我が家の場合、設計担当者がスキップフロアの経験豊富な方だったため、様々なアイデアを提案してもらえました。
しかし、その際にスキップフロアについての知識もある程度必要になってきます

成功するための準備方法

写真でイメージを膨らませる

まず勉強する際には理屈で勉強するよりも、スキップフロアの様々な写真を実際に見た方が早いです。私も建築雑誌やインターネットで数百枚の写真を見て、イメージを固めていきました。

その方がイメージも湧きやすいですし、自分の建てたい理想の家にどのようなスキップフロアが良いのか選択しやすいです。
特にInstagramやPinterestには参考になる実例が豊富にあります。

住宅展示場での実体験も重要

写真だけでなく、実際にスキップフロアを体感することも大切です。
我が家を建てる前に、10軒以上の展示場を見学し、スキップフロアの使い勝手や空間の感じ方を確認しました。

具体的な活用アイデア

書斎問題の解決策

例えば自分の書斎を注文住宅で作りたいけれど、空間上どうしても部屋を作ることができないという場合は、スキップフロアを利用して1つの空間を上下2つに分け、どちらか一方を自分の書斎にすることが可能になります

我が家でも実際にこの方法を採用し、リビングの一角を縦に分割してワークスペースを確保しました。家族との距離感を保ちながら、集中できる環境を作ることができています。

子どもの成長に合わせた使い方

スキップフロアは子どもの成長に合わせて用途を変えられる点も魅力です。
小さい頃は遊び場として、成長したら勉強スペースや趣味の部屋として活用できます。

注意すべきポイント

任せきりは禁物

注文住宅でなければこのようなことはできません。
注文住宅はいろいろな可能性がありますが、注文住宅だからと言って任せっきりではいけません

積極的にアイデアを出し、建築会社と対等に話し合うことが重要です。
そのような努力が注文住宅のメリットに繋がってゆくのです

まとめ

スキップフロアは注文住宅だからこそ実現できる、魅力的な空間活用術です。
ただし、成功させるためには事前の情報収集と建築会社との密な連携が欠かせません。

注文住宅で家を建てるのでしたら、とりあえず色々なアイデアを相談することがとても大切になります
理想の住まいを実現するために、ぜひ経験豊富な建築士や住宅メーカーの担当者と、スキップフロアの可能性について相談してみてください。

きっと想像以上の素晴らしい住まいが実現できるはずです。

投稿者 k