注文住宅としてのスキップフロアのメリット

昔ながらの日本住宅そのものの造りでは、玄関を入ると真っ直ぐに狭い廊下があり、両側は壁です。階段の横も全て壁であり、まるで迷路の中を歩くようにして移動します。ところが、注文住宅でスキップフロアを取り入れると家の中の暗がりがほぼなくなります。壁に囲まれている廊下の暗さは解放されて明るい屋内へと変わります。空間的、視覚的に大変広くなるために効率的な導線ができます。また部屋から部屋への移動も効率的です。スキップフロアとは部屋と部屋の間に仕切りをなくして、わずかなスペースさえも実用化させるということです。

スキップフロアの用途としては居住者の数だけ使い方があります。一例では椅子やソファーを設置すること、鏡を設置すること、ペットようの居場所の一点として設けることなどです。物を置くスペースとしての活用もおすすめ。物を置いておくスペースとして活用したいのならば、見える収納としてあえてみせるようにインテリア性を高める価値もあります。

部屋に高低差があることで、長時間部屋の中で過ごしていたとしても飽きず、閉じ込められているような感覚はありません。また、階段の上から見晴らす部屋の様子から部屋のアングルを楽しむこともできるのです。

スキップフロアは限られた部屋面積を有効に利用することによって、新たな空間的価値、インテリア性ももたらされます。部屋の一角で仕事をこなした後は階段を登り部屋の一角にてリラックスする空間もできるのです。

とてもおしゃれに面積を有効活用することができるスキップフロア。一般的に二階へと登るための階段に比べても階数が少なく、明るくおしゃれ。一般的な階段よりもスキップフロアの階段にはカーペットを敷きやすい、というメリット、そうした階段では人間、ペットの足にも優しいという付加価値もあるのです。面積の有効利用を考えると効率的なスペースです。注文住宅では居住者の生活に合わせてスキップフロアをつくることになるため、個性的な生活スタイルも実現します。