
注文住宅の一つの方向性として人気があるのがスキップフロアを取り入れた家です。注文住宅では開放感を求めることが多いことでしょう。
普通の家では割と感じることが多い、閉塞感ですがスキップフロアによってそれが解消できます。縦のスペースを活用することができるのがスキップフロアであり、家の内部が立体的となります。まるで奥行が強くあるような住宅を、縦に空間をずらしているので視線が広くできる開放感のある、広く感じられる住宅とすることができます。
一味違う空間を楽しむことができるのがスキップフロアの良いところです。
構造が複雑になるということではありますから、まず少なからずしっかりとした実績がある設計業者にお願いするということが必須になるでしょう。
できるかできないかで考えるよりはうまく作れるかどうかというところにポイントを置いた方が良いでしょう。
空間を横に分けるタイプではなく、縦の空間を使いやすいということもあり、生活の必須の要素を縦の空間を使えることになります。空間に広がりを持たせられるスキップフロアは空間同士が繋がりがあります。
全くそうしないというわけではないのですがドアなどで区切るという要素がやや薄くなるので家族の存在というのを非常に感じやすい家ということになります。
小さな子供がいる場合なんかには子供がどこにいるのかというのは把握しやすかったりするという点で子育てにも向いている作りといえるでしよう。
逆にプライバシーなどを守りにくいという側面がどうしても出てきてしまうという点はあります。子供が思春期になったりして見ていなくても良いような時期になったとしてもやはり家の中があまり個別の空間を作れなくて、ということで悩んでしまう、ということはあります。その点は後々、アコーディオンカーテンなどで付けたりするとよいでしょう。
一度この手の間取り、設計にするとそれをずっと言うことにはなりますから覚悟しておきましょう。